朱肉の歴史

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印鑑とは切っても切れない間柄の、名わき役、朱肉。印鑑と同じく、中国で出来たものですが、印鑑よりもかなり後になって出来たものです。

日本では、江戸時代に、この赤い朱肉を使ってもいいのは武士だけで、庶民は黒いものしか使ってはいけない決まりになっていました。

朱肉には主に2種類、練朱肉とスポンジ朱肉があります。
スポンジ朱肉は一般的に使われる朱肉で、使いやすさが特徴です。
練朱肉は余計な加工をしていない分、使いづらさはありますが、退色、変色が少なく、きれいな色が出るため、絵や書に判を押す際によく使われます。

ところでこの朱肉、一個で何回印を押せるか知っていますか?はっきりと押せる目安なら2千回は下らないとか!押すだけならその10倍は押せるそうです(やはりだんだんとかすれてくるそうですが)。朱肉は油性なので、ふたを開けていても乾くことはありません。じゃあ、蓋は何の役目を果たしているのかと言うと、ごみなどが入って、スポンジの目を塞いでインクが出辛くなるのを防ぐ役割があるそうです。

朱肉を選ぶ際に特に気をつけたいのは、水銀が含まれているかどうか。
朱肉は長い時間退色しないようにするために、以前は水銀が使われていました。
現在では鉄などの材料に変わっていますが、先に述べたように長い間使える朱肉ですから、水銀を使っていた時代のものが残っていないとはいえません。
古い朱肉を使うときは気をつけたほうがいいかもしれないですね。

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